カスタム投稿タイプに合わせてブロックエディター用CSSを切り替える
※本記事のコードは参考用です。使用前にご自身で動作確認をお願いします。
ブロックエディターにcssを適用する
ブロックエディター（Gutenberg）にCSSを適用するには、アクションフック`enqueue_block_editor_assets`を利用します。
ブロックエディター全体に共通のスタイルを適用する場合、基本形は以下の通りです。
function my_editor_style() {
wp_enqueue_style(
'my-block-editor-style',
get_template_directory_uri() . '/css/editor-style.css',
array('wp-edit-blocks'),
'1.0.0'
);
}
add_action('enqueue_block_editor_assets', 'my_editor_style');カスタム投稿タイプの条件分岐
カスタム投稿タイプに応じてスタイルを切り替えたい場合は、get_current_screen()関数を利用します。
この関数は、管理画面の「現在の画面情報」を取得し、WP_Screen オブジェクトを返します。
基本的な使い方は次の通りです。
$screen = get_current_screen();
if ( $screen->post_type === 'news' ) {
// カスタム投稿タイプ「news」の画面の時だけ処理
}* post_typeのほか、id、base（ベース画面タイプ）、taxonomyなども取得可能です。
最終コード例
カスタム投稿タイプごとにブロックエディター用CSSを切り替える具体例はこちらです。
function my_editor_assets() {
$screen = get_current_screen();
if ( $screen && $screen->post_type === 'news' ) {
wp_enqueue_style('editor-style-news', get_template_directory_uri() . '/css/editor-style-news.css');
} elseif ( $screen && $screen->post_type === 'column' ) {
wp_enqueue_style('editor-style-column', get_template_directory_uri() . '/css/editor-style-column.css');
}
}
add_action('enqueue_block_editor_assets', 'my_editor_assets');* get_current_screen()が null になる場合があるため、存在チェック$screen &&を入れると安全です。
* admin_initより後でないとスクリーンオブジェクトは取得できないことにも注意が必要です。